取り急ぎまして。

散らばる思考をためておく備忘録。

それぞれの最悪な時:ADHDの虚脱とPMDDの奈落。

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私はADHDであり、PMDD(月経前不快気分障害)なので、

生理前の時期は

ADHDPMDDの落ち込みや思い込みに拍車をかけるし、

PMDDADHDの症状をひどくする。

 

最悪な時は、もうお互いの作用で負のスパイラルに入って、

文字通りベットから出られなくなってしまう。

 

 

この2つの症状の持つ落ち込みは似ているようで違う。

成り立ちが違うのだ。

 

ADHDの場合は、虚脱状態という。

ADHDは過集中や過活動と呼ばれる、エネルギーギンギンの時期がある。

恐ろしく頭が回り、恐ろしく体が動く。

もう誰にも止められない猪突猛進状態だ。

そしてその反動で訪れるのが虚脱状態だ。

電源が切れたようにピタッと活動できなくなる。

猛烈に動いた分、猛烈な休憩が来る。

無気力、身体的なだるさ、うつなどがいっぺんに襲ってくる。

自意識が歪んでしまう。

 

 

もう一方、PMDDの場合は奈落だ(これは勝手に私が名付けた)。

ホルモンのバランスで、勝手に落ちる。

生理前に勝手に落ちるのだ。

気力が奈落に落ちる。もう何もできないんじゃないかと思う。

うつ状態と無気力だ。

これも自意識がやられる。

でも、こちらは生理前のみで、身体的なだるさは比較的少ないと思う。

生理が来ると、ピタッとやむ。

朝起きて、「終わった」と確かに感じる。

 

 

 

 

虚脱と奈落がいっぺんに来ると、

それはもうひどい。

何も気力がわかなくて、自信がなくなり、世間が怖くなり、

休むために会社を休み、そのせいでまた、自己肯定感がだだ下がる。

負のループ。

思考も負のループ。

こんな体力で仕事が続けていけるんだろうか、生きていけるんだろうかと悩む。

連絡も億劫になり、億劫になる自分に社会人としての意識の低さを感じて悩む。

生きていても仕方がないんじゃないかと思う。

もう完全にうつで、本当に厄介だ。

 

 

終わりはいつ来るかというと生理が来るタイミングだ。

PMDDは生理が来るおかげで、スイッチが切り替わる。

とりあえず会社にいけるようになる。

世間に顔を出して、雑務をだらだらとこなし、少しだけ自己肯定感が上がる。

そこで、やっと生きていけそうな気がしてくる。

 

たまに生理がきても終わらなくて、

その時は本当に要注意なので、

また少し薬のご厄介になる。

 

 

虚脱と奈落、どちらも厄介。

奈落の方が、時期が読めるだけましかな。

でも重いのは奈落の方なんだ。

 

 

あーやだやだ。

 

 

 

以上!

 

 

 

 

 

最悪前の調整

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PMDDADHDのせいで、生理前にテンションが最低に落ちる私、

いつもその手のサイト見ると

「前の時期はゆっくり過ごしましょう」

「自分を甘やかして」

とか書いてある。

 

そこで「自分を甘やかそう」とすると、

大抵「甘やかしすぎる」。

 

甘やかし過ぎて寝すぎて過眠スイッチが入ったり、

甘やかし過ぎて買い物に出てお金使い荒くなって、自暴自棄になったり、

正直ちょうどいい甘やかし方が全くわからない。

 

今週はじわじわと停滞していく時期と予想されるから、

今日からは「甘やかし」期なのだが・・・。

 

この土日プライベートで頑張りすぎた分、

今日は「甘やかし!」と思って、自宅・喫茶作業。

したかった自分の買い物もして、

お使いもして、

あれ、気づいたら「普通に元気じゃん」である。

出た出た。ただのサボりである。

 

でも、ここで「元気じゃん」に惑わされて、

ガチで行こうとすると、

気づいたら1週間経って、最悪の状態になるはずだ。

 

数値でも出て、少しずつメモリが減ってくような、

そういう客観的指標があればまだいいのだが、

結局自分の自己分析しか頼りがない。

それなのに、結局自分の主観が歪んでいくから、

その自己分析も歪んで、ミスリードを繰り返してきたのだ、今まで。

 

なんて面倒なんだ。

 

 

でも喫茶店のアイスティーがうまかったからよしとするか。

 

以上!

 

 

ジェイゾロフトが効いてくる。

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涙ボロボロ症候群になったので、

前から飲んでいた抗精神病薬エビリファイアリピプラゾール)を少し増やして、

抗うつ薬SSRIジェイゾロフトセルトラリン)を追加してもらった。

 

 

 

薬的な事をいうと、

エビリファイドーパミン量を最適化→意欲増大、

ジェイゾロフトセロトニンの濃度上昇→意欲増大・不安を抑える

とのこと。

 

手や足が若干しびれる(かかりつけ医に報告済み)が、

順調に効いているよう。

 

とかく最近自分の考えること考えること、

その判断全てに自信をなくしていたので、

すごくありがたい。

 

 

 

世の中が愛おしい。

 

 

以上。

病気に振り回される。

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https://lineblog.me/mizunoshizu/archives/67135169.html

 

まさに私、病気で語りがちになってる。

結構これどうしようもない。

 

やりたいことやればいいっていうのはすごくわかる。

なにを足踏みしてるんだとも思う。

 

足踏みするのが病気の症状なのか、

だったらいたわったらいいのか、

それともそんなの思い込みでケツ叩いたらいいのか、

もうなんだかわかんない。

 

 

わかんないわ。

 

 

嘘つきのような期間限定PMS。

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前回のポストでPMSで5日寝込んだ話を書いた。

そのあと、ちと辛いことがあった。

 

5日休んだ1週間後に3泊4日の出張。

序盤はまだ本調子に上がってこない体調を押して参加した。

すぐの復帰が不安でもあったけど、

いけそうなものに飛び込まないのは、逆に後悔する。

ピンチヒッターを頼むことも考えたけど、

なかなかちょうどよく変わってもらえる人もいない。

幸いPMS期は脱したし、あとは生理期(私はこの時期は軽い)をやり過ごすだけ。

 

 

「カラ元気でヘラヘラ行こう」と思ったのもつかの間、

飲み会でみんなの酔いも回った時、

上司に言われた一言が刺さった。

 

「出張は来れるんだね」

 

これはキク。

もちろん私はほぼシラフ(付き合いに1杯は飲んだ)

 

私の中で、罪悪感が上司の顔をして勝手につぶやき出す。

「(本当はサボってただけじゃないの?)」

「(メンタル弱いやつはこれだから)」

「(嘘つき)」

言われたわけじゃないけど、責める言葉が思い浮かぶ。

 

辛い。

 

体調不良で迷惑をかけたことはわかっている。

わかっているなら休むなと言われそうだが、

でも5日間会社にはいけなかった。

 

PMSになると、

突然「消えたい」が襲ってくる。

突然「何もできない」が襲ってくる。

突然「生きてる価値がない」が襲ってくる

 

PMS期は働く以前に、ギリギリのところで息をしている。

 

「治ればよくなる」と思えない。

自分の考え方自体が変わってしまう。

 

だから辛い。

 

突然自分の判断力が危うくなる。

「何もしたくない」のは、自分が怠けているからではないだろうか。

「消えたい」のは、世間に顔向けできない生き方をしているからではないだろうか。

そうすると「生きてる価値がない」と思える。

自尊心・自信が急降下する。

 

 

そして、地獄から這い上がってくるように、

「消えたいレベル」→「死なないレベル」

 →「ただ生活できるレベル」→「仕事ができるレベル」と、

高いハードルを何度も超えて自分の気持ちを持ち上げなければいけない。

 

 

 

そして、PMS期が終わると、嘘のように世界を愛おしく思う。

「生きててよかった」と思うし、

「新しい服欲しい」と思うし、

「おいしいもの食べたい」と思う。

 

本当にPMSとそうでない時はまるで違う。

ぱたっと切り替わる。

二重人格か、自覚のない嘘つきのようだ。

 

昨日は死にそうな顔していたくせに、

今日は笑顔で飲み会に参加できる(まあカラ元気ではあるけれど)。

 

 

迷惑をかけていることをわかっていて、医学的なことも説明して、

笑顔で「わかった。少しずつ頑張ろう」と言ってくれていた上司のこの言葉。

しかも同じ女性。

結構辛い。

かなり辛い。

 

おそらく飲んで、魔が差して、独特の意地悪心も顔を出して、

と考えてもやはり、結構辛かったなぁ。

 

 

で、今はどうしているかというと、

世界を愛おしく思いながら、

サクサク仕事をして、

マックでこれを書いている。

(もちろんADHD用のコンサータは飲んでいるけれど)

 

 

ーーーーー

(余談)

お医者さん曰く、

「まだ自分の症状を外在化(がいざいか)できていないんだと思う」だそう。

 

 

つまり、

「病気のせいでこうなっていることをわかっていない」ということ。

 

PMSや鬱では意志が曲げられるから難しいところではあるけれど、

やっぱり頻繁にお医者さんに行って、

薬をきちんと飲んで、

「自分が病気だ」ということをきちんと自己認識しない限り、

辛い状況を打破するには程遠いのだろうなと思う。

 

「消えたい」が襲ってきた時に、

「これは自分の意志とは関係なく、病気だからなんだ」

ときちんと思えるように早くなりたい。

 

 

 

 

以上!

PMSを忘れていた。

ここ5日間ほど寝込んでおりました。

ひさびざに来ました。

 

2ヶ月前の涙ボロボロ騒動からフンガと回復したのもつかの間、

やる気なし、体ヘトヘト。

起き上がりたくないし、謎の恐怖と罪悪感が忍び寄ってきて、

まともに考えていられないから、消えたくなる。

 

コンサータを飲んで強引に脳を起動するものの、

気持ち(意欲)が沈んでいるので、

ひたすら悪いことばかり考える方向に集中してしまい逆効果。

地獄に向かってネガティブ高速回転する脳みそを抱えながら、消えたくなる。

ベットにこのまま埋もれて溶けていって、

静かに何事もなかったのように消えたくなる。

2週間前に抜いた親知らずも弱々しくもしくしく痛む。

結局2日目からは1日18時間くらい寝倒した。

 

ぶっちぎった仕事を同僚(=すこやか星人)に何とか連絡して取り繕ってもらって、

危険を察知した彼氏(=ほぼ飼い主)に付き添ってもらって、

6日目の今日医者に行って、

SSRIセルトラリンエビリファイを再処方してもらう。

 

すこやか星人が仕事をしているというので、

リハビリがてら顔を見に行く。

「会社が遠のくとやっぱり来にくくなるじゃん。

 俺しかいないから誰も気にしないしとりあえず来るだけ来たらいいよ。

 声をかけられない関係にだけはなりたくないんだ」

と夜中電話で言われたことを思い出し、

「この人、本当に私とは違う星に生まれたんだな。

 と言うか、どっちかっていうと私が異星人か」

と、どうでもいいことが考えられるようになって少し何ていうか普通の風が流れ始めた6日目の夕方。

 

最近はADHDに気を取られてすっかりPMSを忘れていた。

確かに涙腺崩壊(病的な方)を来したのも、PMS期だった。

コンサータは調整できるように多めにもらってるので、

エビリファイがなくなった時にもらいに行けばよかったのに、

コンサータがあるからと、医者に行くのもすっかり忘れていた。

 

何回これを繰り返せば、心安らかに生きられるんだろう。

「仕事うえーい期(ギラギラ過活動星人)」と

「仕事淡々期(割と普通の人)」と

「仕事続けられないかも期(ネガティブ沼)」と

「人生なかったことにしていいかな期」を

毎回行き来して、いちいち生の意味を問い直す作業、本当にもう少し少なくていい。

 

でもとにかくみんなに謝って配慮に感謝して、できることをしなければな(できるかわからないけど)。

 

 

(そういえば感謝の謝の字ってなんで謝るなんだろう)

 

 

 

 

 

感情が失禁する。

  • この春、感情が失禁した。

 

年度末忙しいということはわかっていて、

さらにイレギュラータスクが発生したので、さらにまずいということは感じていたのだが、

やはり、土壇場までこのままではにっちもさっちもいかないということがきちんとわからない。

 

そこで気づいたチームの先輩たちになんとか仕事をはがしてもらって、分担してもらって、事なきを得る…はずだった。

が、気持ちはさらにもっといっぱいいっぱいになっていたようで、上司の何気ない一言で涙が止まらなくなって、事なきを得るはずのあとちょっとのところで1週間休んだ。

(案件自体はピンチヒッターになんとかしてもらってなんとかなった)

 

専門用語で感情失禁というらしい。

 

 

 

  • 理由1:仕事を見積もれない。

私は仕事量や作業時間が見積もれない。

時間感覚がほとんどない。

今、現在しかない。

 

手元にすべて並んで目に見える形になってからでないと、

その量も把握できない。

 

だからスケジュールやタスク量を同僚に相談したりしてチェックしてもらうんだけど、結局なかなかその通りに実行できない。

きちんと自分で把握できてないのに、

タスクをずらしたり、

新たに安請け合いしたりして、

結局当初の見積もりが崩壊する。

そのときは出来そうな気がしてしまう。

 

 

  • 理由2:自分を正しくモニタリングできない

さらに問題な特性は、

自分の状態や感情がモニタリングできないこと。

どれくらい負荷がかかってるか、

どれくらい辛いか、

どのくらい怒ってるか、

はっきりとわからない。

 

なんか辛い。

なんか悲しい。

なんかイライラする。

なんか疲れてる。

 

そこまではわかっても、

それがどのくらいなのかがわからない。

「なんか辛い」の間にも、

楽しいことに一時的に目移りしたり、

わくわくすることに一時的に目移りしたりするから、

「なんか辛い」が(自分の感覚では)一時的になかったことになるんだと思う。

 

(おそらく感情がこまぎれになってしまってモニタリングできないのは、ネガティヴな感情だけではないのだけど、ポジティブな感情は溜まって困ることはないので、ネガティヴな感情をモニタリングできないことの困難が目立ってるんだと思う。)

 

 

一時的になかったことになるだけで、

結果ネガティヴな感情や疲労や負荷はたまってるので、

気づいた時にはいっぱいいっぱいで、

にっちもさっちもいかない状態になる。

 

それが末期になると、感情が失禁する。

訳もわからず涙がボロボロ出て止まらなくなる。

 

そうなると、もう引きこもって刺激をできるだけ減らすしかない。

いけそうなところにだけ行き、

出来そうなことだけする。

とことん仕事に向かないなと思う。

毎度絶望がやってくる。

 

  • それでも仕事に

それでもとりあえず、

どうにかこうにか仕事に復帰した。

 

まずは電話に出たりすると涙が止まらなくなるので、テキストベースで状況を説明して仕事の連絡をして、

次に会社に行く練習がてら外に出て、

次に出られる電話に出て電話の練習をして、

とにかく誰にも会わなくて済む仕事だけしに会社にこそこそ出かける。

そして少しずつ会える人を増やしていって、

なんとか復帰した。

 

 

あーこんなことしなくても済むように、できたらいいのに。