嘘つきのような期間限定PMS。
前回のポストでPMSで5日寝込んだ話を書いた。
そのあと、ちと辛いことがあった。
5日休んだ1週間後に3泊4日の出張。
序盤はまだ本調子に上がってこない体調を押して参加した。
すぐの復帰が不安でもあったけど、
いけそうなものに飛び込まないのは、逆に後悔する。
ピンチヒッターを頼むことも考えたけど、
なかなかちょうどよく変わってもらえる人もいない。
幸いPMS期は脱したし、あとは生理期(私はこの時期は軽い)をやり過ごすだけ。
「カラ元気でヘラヘラ行こう」と思ったのもつかの間、
飲み会でみんなの酔いも回った時、
上司に言われた一言が刺さった。
「出張は来れるんだね」
これはキク。
もちろん私はほぼシラフ(付き合いに1杯は飲んだ)。
私の中で、罪悪感が上司の顔をして勝手につぶやき出す。
「(本当はサボってただけじゃないの?)」
「(メンタル弱いやつはこれだから)」
「(嘘つき)」
言われたわけじゃないけど、責める言葉が思い浮かぶ。
辛い。
体調不良で迷惑をかけたことはわかっている。
わかっているなら休むなと言われそうだが、
でも5日間会社にはいけなかった。
PMSになると、
突然「消えたい」が襲ってくる。
突然「何もできない」が襲ってくる。
突然「生きてる価値がない」が襲ってくる
PMS期は働く以前に、ギリギリのところで息をしている。
「治ればよくなる」と思えない。
自分の考え方自体が変わってしまう。
だから辛い。
突然自分の判断力が危うくなる。
「何もしたくない」のは、自分が怠けているからではないだろうか。
「消えたい」のは、世間に顔向けできない生き方をしているからではないだろうか。
そうすると「生きてる価値がない」と思える。
自尊心・自信が急降下する。
そして、地獄から這い上がってくるように、
「消えたいレベル」→「死なないレベル」
→「ただ生活できるレベル」→「仕事ができるレベル」と、
高いハードルを何度も超えて自分の気持ちを持ち上げなければいけない。
そして、PMS期が終わると、嘘のように世界を愛おしく思う。
「生きててよかった」と思うし、
「新しい服欲しい」と思うし、
「おいしいもの食べたい」と思う。
本当にPMSとそうでない時はまるで違う。
ぱたっと切り替わる。
二重人格か、自覚のない嘘つきのようだ。
昨日は死にそうな顔していたくせに、
今日は笑顔で飲み会に参加できる(まあカラ元気ではあるけれど)。
迷惑をかけていることをわかっていて、医学的なことも説明して、
笑顔で「わかった。少しずつ頑張ろう」と言ってくれていた上司のこの言葉。
しかも同じ女性。
結構辛い。
かなり辛い。
おそらく飲んで、魔が差して、独特の意地悪心も顔を出して、
と考えてもやはり、結構辛かったなぁ。
で、今はどうしているかというと、
世界を愛おしく思いながら、
サクサク仕事をして、
マックでこれを書いている。
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(余談)
お医者さん曰く、
「まだ自分の症状を外在化(がいざいか)できていないんだと思う」だそう。
つまり、
「病気のせいでこうなっていることをわかっていない」ということ。
PMSや鬱では意志が曲げられるから難しいところではあるけれど、
やっぱり頻繁にお医者さんに行って、
薬をきちんと飲んで、
「自分が病気だ」ということをきちんと自己認識しない限り、
辛い状況を打破するには程遠いのだろうなと思う。
「消えたい」が襲ってきた時に、
「これは自分の意志とは関係なく、病気だからなんだ」
ときちんと思えるように早くなりたい。
以上!