感情が失禁する。
- この春、感情が失禁した。
年度末忙しいということはわかっていて、
さらにイレギュラータスクが発生したので、さらにまずいということは感じていたのだが、
やはり、土壇場までこのままではにっちもさっちもいかないということがきちんとわからない。
そこで気づいたチームの先輩たちになんとか仕事をはがしてもらって、分担してもらって、事なきを得る…はずだった。
が、気持ちはさらにもっといっぱいいっぱいになっていたようで、上司の何気ない一言で涙が止まらなくなって、事なきを得るはずのあとちょっとのところで1週間休んだ。
(案件自体はピンチヒッターになんとかしてもらってなんとかなった)
専門用語で感情失禁というらしい。
- 理由1:仕事を見積もれない。
私は仕事量や作業時間が見積もれない。
時間感覚がほとんどない。
今、現在しかない。
手元にすべて並んで目に見える形になってからでないと、
その量も把握できない。
だからスケジュールやタスク量を同僚に相談したりしてチェックしてもらうんだけど、結局なかなかその通りに実行できない。
きちんと自分で把握できてないのに、
タスクをずらしたり、
新たに安請け合いしたりして、
結局当初の見積もりが崩壊する。
そのときは出来そうな気がしてしまう。
- 理由2:自分を正しくモニタリングできない
さらに問題な特性は、
自分の状態や感情がモニタリングできないこと。
どれくらい負荷がかかってるか、
どれくらい辛いか、
どのくらい怒ってるか、
はっきりとわからない。
なんか辛い。
なんか悲しい。
なんかイライラする。
なんか疲れてる。
そこまではわかっても、
それがどのくらいなのかがわからない。
「なんか辛い」の間にも、
楽しいことに一時的に目移りしたり、
わくわくすることに一時的に目移りしたりするから、
「なんか辛い」が(自分の感覚では)一時的になかったことになるんだと思う。
(おそらく感情がこまぎれになってしまってモニタリングできないのは、ネガティヴな感情だけではないのだけど、ポジティブな感情は溜まって困ることはないので、ネガティヴな感情をモニタリングできないことの困難が目立ってるんだと思う。)
一時的になかったことになるだけで、
結果ネガティヴな感情や疲労や負荷はたまってるので、
気づいた時にはいっぱいいっぱいで、
にっちもさっちもいかない状態になる。
それが末期になると、感情が失禁する。
訳もわからず涙がボロボロ出て止まらなくなる。
そうなると、もう引きこもって刺激をできるだけ減らすしかない。
いけそうなところにだけ行き、
出来そうなことだけする。
とことん仕事に向かないなと思う。
毎度絶望がやってくる。
- それでも仕事に
それでもとりあえず、
どうにかこうにか仕事に復帰した。
まずは電話に出たりすると涙が止まらなくなるので、テキストベースで状況を説明して仕事の連絡をして、
次に会社に行く練習がてら外に出て、
次に出られる電話に出て電話の練習をして、
とにかく誰にも会わなくて済む仕事だけしに会社にこそこそ出かける。
そして少しずつ会える人を増やしていって、
なんとか復帰した。
あーこんなことしなくても済むように、できたらいいのに。